ZGⅡ

目が覚めたら既に11時を回っていた。
何をするにも中途半端に思え、セガから届いていた『機動戦士ZガンダムⅡ』を観に行く。
場所は墨田区(?)の錦糸町。15時開演なので14時に家を出る。でも、早く着きすぎて10分ほど時間を潰す。
人の入りは、・・・まぁ、混んではいなかったが、イイ席は全て取られていたってトコロ。ちなみに私は待ちで3番目。もっとも割り込まれたので実質は1番だったが。
普段なら、席に着いた途端にテンションを高めていくのだが、ここのところの陰鬱な気分のため、上の空で過ごしていた。
が、館内に流していたGackt氏のテーマソング『mind forest』が(イヤでも)耳に入ってくる。
その歌詞の中に気になる部分が多くあり、あの時の美しかった思い出が蘇ってきて、僅かながらテンションが上がってくる。
買うだけ買っていたパンフを広げ読んでいると、前書きの

かつてロボット物というジャンルであったものを恋愛映画にして見せるというのは、無謀な挑戦でした。それを承知で目指したのが本作です。

と言う一文がある。
テレビ放映されたのが今から20年前だそうで、当然ながら(?)当時は私もまだまだお子ちゃまだった。
見るべきものはガンダムを筆頭にメカしか見ておらず、内容なんか覚えてない。
それでも僅かな記憶を思い返せば、確かに男女関係の描写が多くなかったか? と。
元々、メカに関しては『Z』では好きなMSはいないわけで、「じゃ、そこら辺を注意して観ることに」
終始、涙が止まりませんでした・・・。
殆んどが戦死したことでの涙だったが(昔、富野監督って、人を死なせまくるって酷評されていなかったかなぁ?)
ジェリドも、当初はムカつくヤツだったが、あれだけ愛する人を亡くしまくりってのは・・・。「自身の技量のせいだろ?」と、仰る方も居られるだろうが、丁度、ECOでの自分とダブって・・・。
20年前の自分とは違い、酸いも甘いも(多少だとは思うも)噛み分けた、現在挫折真っ最中な今の自分には、多くの心に染み入る台詞があり、目からウロコ状態でした。
これらの台詞ですが、余りに多かったため、逐一記憶できませんでした。
覚えているのは、冒頭のベルトーチカ、クワトロ大尉、ブライド艦長、レコアさん。
もっとも、内容が恋愛にウエイトを置いているってことで「皆、女性のシリを追いかけている」って本質を突いた台詞には・・・。
ロボット物として観ていなかったため、逆に戦闘シーンが新鮮に見え、あまり好きではなかったZの登場シーンでもグッと来ました。思わず『聖戦士ダンバイン』のビルバインの登場シーンを思い出した。
なんにせよ、悔いのない一日でした。なんか、世間的には酷評されているようだが・・・。
尚、最終作『Ⅲ 星の鼓動は愛』ではラストが変わるとか?
ちなみに『Ⅱ』ではアムロが、カラバのアウドムラに合流したところから、アクシズハマーンと会うところまで描かれています。
●予告編で面白そうな作品
ハリー・ポッター』、
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/gobletoffire/
GONZOが手がける『銀色の髪のアギト』かな。
http://www.gin-iro.jp/