日常

この日も、K氏は来ない。
やっぱリ辞めたのかなぁ・・・。
よりによって、こんな激務時に来なくても・・・。
とは思ったけど、I氏は何も感じないようで、相変わらずマイペースで自分の仕事をしている。
その姿勢に正直、キレかける。
就職活動者にとって、このような退社は全く持ってイイコトはない。
次の就職先での遣り取りで「前の会社をこんなに早く辞めた理由は?」との問いに「上司との人間関係がうまくいかなくて・・・」と、言っても、その原因が100%会社側(の人間)にあっても「それはアナタの方が全面的に悪い」と、言われるのがオチである。
いくら人との付き合いに抵抗があるとしても、自分の(全くの自己都合で)人一人の職歴に大きな汚点を付けたのは事実である。
そんなコトにも気付かない風で一人で仕事をしているI氏には自分の過去も思い出され、ムカついた。
さて、肝心の仕事だが、前日に副長から言われていた「午後イチから、応援を寄越すから、それまでは2人で凌いでいてくれ」と、言われていたのに、応援が来たのは夕刻16時・・・。
最後の工程で使うヤツを作っていてくれたゴッド姉さんは我々の夕食の注文を聞いた後、仕事を途中でほっぽりだし、さっさと黙ってバックレ・・・。
それでも19時には全てが終わったのだが、営業君がてこずっている仕事を手伝え! との命令が・・・。
まぁ、営業君たちには何かと世話になっているので、渋々手伝う。
それも20時には終わったので、I氏に「帰ってイイ?」と、訊くと「まだ、みんな仕事してるからダメ」
って、昨日の我々の居残りは何だったんだよ!
と、珍しくN氏もブチギレ。私もK氏の一件もあったので、怒鳴ってやりたくもあったけど、N氏のキレ方の凄まじさに気圧されてしまい、どうにも出来んかった。
結局、我々は仕事もないので、ひたすらボケッと待ちに待って、最終的に退社したのは、昨日より遅い時間って・・・。