マビノギ

マビノギの世界には曜日効果と言うのがあり、七曜全てに何らかの効果が設けられている。
土曜日は(Samhain(サーオィン)と言い、

歳を取ることでアビリティポイントを得られる
食べ物を摂った時の効果が高くなる
スキルのパーフェクトトレーニングボーナスが増加

の三つだが、課金をしていて「G1メインストリーム(以下はG1と略)」を進めている人間には、更に重要な問題がある。
それは、G1最後のクエストを進められるのは、土曜日しかないからである。
「それは一体、どう言うことなのか?」
最終決戦の地と言うのが別世界、通称「あの世」と呼ばれる場所で、この世界に行くには土曜日しかないのだ。
NPC曰く、「土曜日のみ、この世とあの世を繋ぐ扉が開かれる」と言う。
解り易く言えば『ドロロンえん魔くん』で

満月の夜、月が黒く見える時、月が地獄とこの世を結ぶ扉になる。

と言うのと同じ。
私も課金をしているため、進めたい気持ちで頑張って、今日のために綿密な予習と下準備を、・・・していなかったが(家族のことでね)時間がある内に、何とかケリは付けたいと思っていた。
とは言うけど、このクエスト、殆どが三人で組むのが前提。でないと不可能(100%ではないらしいが、終わった今、考えるとあまりに現実離れしていると言える)
なので、1ch、朝の9時30分頃からダンバートン銀行前でPT募集。
30分ほどかかって二人が名乗り出てくれる。「時間がないので、最後まではムリ」とのことで、しばし悩むが、自分だけの都合で「最後まで付き合って」とも言えないので、お願いする。
で、バリダンジョンへ。あの世に着いて、次の目的地に案内してもらい、幾つかの助言をいただきお別れ。
ほどなく、「エディットソウル現象の確認(ゾンビ50匹退治)」クエストが来る。
と、その場にいらした方から(別れ際の助言会話を聞いていたのだろう)「一人ですか? ゾンビ退治ならお手伝いできますよ」と、仰ってくださり、お願いする。
私がゾンビを魔法で釣って、彼女がウィンドミル(以下、ミル、スレッシャーテイルの足払いやね)で次々に撃破。それを、また私が魔法でフィニッシュ。
私も(あの世では)「ミルが必須」と教えてもらっていたが、とてもじゃないが、私如きの(ミルの)レベルでは多分一日がかりでも終わらないだろう(−−;
ほどなく、クエストも終了。「まだ時間に余裕あるよ」と、仰ってくれたので、お言葉に甘えてアルベイダンジョンでの「黒い玉の欠片」探しに付き合ってもらう。
3、4はあるので、1、2だけ。最初に1を手に入れるために向かうが、ボスがガーゴイルと知って、彼女は若干及び腰に「苦手なんですよ」とのことで、一抹の不安がよぎるが、何とか入手。ここで彼女とはお別れ。
現世のダンバに戻っても、再度、ここへ来る方法も分からないので、仕方なくアルベイダンジョンロビーでまたもや、募集。
で、ココでもお二人の協力者を得る。
残る「黒い玉の欠片2」を求めて潜る。
途中で全滅してしまうが、ギルドメンバーに連絡をつけてもらったようで、(多分だが)「遠隔用フェニックスの羽根」を使用してもらったり(−−;
そんなこんなで何とか成功。4つの欠片を合わせて「黒い玉」を作り、またアルベイダンジョンへ。
ボスを倒し、キーワード「グラスギブネンの復活」を入手した時点で、またもや、お二人とはお別れ。
またもや、ロビーで募集し、比較的あっさり集まる。
「最後のクエストなんです」と、説明すると、「いや〜、丁度、また行ってみたかったんだよ〜」と、何とも頼もしいお言葉。
「女神のペンダント(バインド)」を落とし、いざ。
とは言うけど、実際はあまり戦力にならず、戦えたのはベアウルフ程度まで(−−;
あまりの死にっぷりに「私の鎧、貸しますよ」とまで言っていただける・・・。
で、その人は裸で戦ってるわけで、その次元の違いに「ココは私が来てイイ場所じゃないな」と。
折角、用意したポーション、包帯等も使ってもらうばかりで、私の方は殆ど減らない。
まぁ、ヒルポは使いまくりましたが。
お二人のポーション等の消費があまりに激しかったようで、「ヒールチケット使うから、欲しいものあったら言ってくださいね」とまで・・・。しかも一人はポーションの摂りすぎで中毒症状まで起こってしまったとか(ーー;
ココでも、一度全滅し、またもやギルメンに助けていただけた。
そして、遂に、ラスボス、グラスギブネンとの邂逅。
が、ダークロードを倒すタイミングを誤ったようで、足場の悪い場所での戦いになり、全滅〜。
仕切り直して、作戦会議を行い、再挑戦。
グラスギブネンを部屋から誘き出すまでは良かったが、「薪」ばかりで「封印のスクロール」なんて一個も落とさね〜。
で、「ま、ちっとでも削っておきますか〜」と、お二人が突っ込んでいく。
・・・モノの数秒でケリが着いてしまった(しかもお二人とも変身せず)。
「おいおい、まるっきり雑魚じゃんw」との軽口まで。
結局、封印のスクロールは目にしませんでした〜。
そして、終わったのは17時頃。
長かった〜。
こんな私のために尽力していただいた七人の勇者たち、あなた方のことは決して忘れません。
あなた方から教えられた行動を胸に、これからも精進し、少しでもあなた方の域に達することが出来るよう頑張ります。