お年玉

今日は父の一族の長が我が家にやってくる。
長は足が悪く、四つ足の杖を使わないとマトモに出歩けない。そんなワケで父が亡くなった時も、お通夜しか顔を出してくれなかった。四十九日の時は雨が降っていたし。
そのことをかなり気にしていたらしく、会いに行くたびに「仏壇にくらいは手を合わせたいね」と、言っていた。
で、今日いらしたわけだ。
父の一族の多くは高齢であり、亡くなってから百か日まで、殆ど手伝ってくれなかった。
もう、数少ない兄弟のコトでも何も出来なかった。そのことも負い目に感じていたと、聞いていたが、「今まで、何も手伝えなかった上に、こんなリッパな墓(写真を撮ってある)と仏壇を建ててくれてありがとう」と、喜んでくれたようだった。
「こんなコトでしか、感謝の気持ちを表せられないけど・・・」と、ぽち袋にも入らないほどのお年玉をもらいました。