戯言

ココ最近、ナニかと物価高騰のハナシをよく聞く。
仕事が“紙使い”なんで、石油系の問題は直接ヒビくんだよね。
買い物にも私自身が行くので、その辺の感触はじかに感じる。
で、ちっと考えされられているのが、アーケーダーと言う立場で言うと、アーケードゲームに関しては、値上げと言う問題は無縁なんだよね。と、言うコト。
むしろ、値下げ前提な風潮すらあるんじゃない? と、言うのも強ち間違いじゃないだろう。
元々が定着モノではなく、一過性であるが故、基盤の入れ替えが当たり前。
大枚はたいて買ったゲームも、モトを取れるタイトルもごく僅かだろう。
新作の入荷が出来なければ、今稼動させている旧作を稼動させるしかない。客付きが悪くなれば、値下げも止むなし。
メーカーの方も、数作ればイイ(売れる)わけじゃないので、新作の発売サイクルも自然、遅くなり、オペレータ・メーカーにとってもイイハナシは何ひとつない。
それでも、オペレータ側は値上げ(若しくはそれに取って代わるような)攻勢は出来ないと言う状況だろう。
今の若けぇモンは驚くかもしれないが、昔、消費税がなかった頃、消費税が導入されると決まった時、オペレータから「1ゲームの値段を100円から値上げしよう」との動きが(ごく一部から)あった。
ただ価格設定でいくらにするかで揉めて「消費税が3%なのに、1割設定(110円)ではコイン2枚を入れるのはプレイヤーがメンドいだろうし、なによりボリ過ぎじゃないか?」と、言った反対意見も多く出て、結局現状維持になった。
消費税が(3%から5%に)上がった時も同様の意見が出たけど、同じような結果に終わった。
今こうしてこう考えると、プレイヤーたる我々は、如何にオペレータの方々に一方的に負担をかけているのかなぁ・・・。と、落ち込むね。
値上げはモチロンして欲しくはないけど、もちっと、こうお互いにイイ方法とかないのだろうか?
かつて、この問題で幾つかの案件が出たけど(会員制で入場料を取るとか)、結局解決には至らなかった。
最も、実現しそうなモノと言えば、セガが試験的に行っているedyかも知れないな。
そう言えば、セガと、タイトーはムカシ(ゲームカードと言う)プリベイトカードとか使っていたな。アレなんかも良さげではなかったかな? 今はもうない筈だけど・・・。
セガは神保町(駿河台下)、タイトー新宿駅南口のタイトーワールドにあった。
近い将来か、遠い未来には消費税が10%に上げるらしいけど、さすがに1割アップでは現状での価格設定は厳しいだろうな。
確かにコインを2種類用意し、2枚投入するのはメンドいけど、なんか、みんなが納得できるような案件とかないものでしょうかね?