コミケ

この日はコミックマーケット3日目にして最終日。
今では、かつてほどの情熱もなくなり、この日だけ出撃。
・・・ではあるんだけど、前日のチェックで同人ソフトの日は2日目と知りガックリ。
そんなこんなで秋葉原→大崎→国際展示場と向う。途中、山手線から前の会社(が、あった場所が)見えるんだけど、遂に新しく建物が建つようで何より。
西側の待機列、最後尾に着いたのが9時前あたり、例年通り“冬は人出が少ない”らしく駅から待機列までの道のりも滞りもなくスムースにいった。着いた場所も夏の時の橋の方までは届いておらず、丁度ビルの影に入り「これなら照り返しも来ないし、ゲームも遊べるだろう」で、りゅっくから出して遊んでみるも、「手が舵噛んで、スタイラスを握っていられない・・・」
一旦、(寒さを)感じてしまうと、もう寒さに囚われてしまい、仕方ないのでガマンする。
尤も、10時頃から列の圧縮が始まり、ほどなく日向に出られたので、多少は暖がとれた。で、20分には会場に入れました。
今回も特に欲しい大手サークルはない。でも折角早く入ったんだし、どっかにでも並ぶかな・・・。
で、前回、思いのほか列も長くなかった『富士壺機械』へ行ってみる。
パッと見は列の長さは分からなかったが、ウロウロして時間を潰すのもバカバカしいので取り敢えず並ぶ。
と、お隣さんが現在の最大手サークル。だったせいだろう、そこの頒布物をカバンにも入れずに手に持ったまま並びに来やがって・・・。
彼等のハナシがそこはかとなく聞こえてきたけど、どうもダミーで入手したチケット組らしい、それを自慢げに話しているのを見ると、あの大手の代表の(同人誌頒布の)考えにはどうか? と首を傾げずにはいられない。
前に訊いたハナシでは「(代表共が)所属する会社の方針で同人誌の頒布はイベントのみとし、書店等への卸しは認めない」とのコトだった。
商業作品自体、日本全国で見ることが出来るほどの人、故にその人の同人誌とかを見たいと思うのは必然なのに、会場に来て(チケットや徹夜をしない限り)何時間も並ぶことをしないと入手できないと言うコトをどう思っているのかねぇ?
書店等への卸しを行えば、徹夜だって減ると思うんだけどなぁ。そうすりゃ、スタッフの苦労だって減るし。
あぁ言う姿勢を見せられると“列を延ばすことに喜びを感じる”と、言われても仕方ないだろう。
さもなきゃ、コミケへの参加自体、止めてくれても構わないと“私は”思う。
そんなコトでムカムカしながら並んでいたら(丁度、会場とは反対側の道路側に並んでいたので見付かった)かつて、共に戦場を駆けていた戦友が声を掛けてきた。
「ちっと、(前述の某大手の)本がダブついて分配の時間まで持っててその間にカネが尽きると困る。ちょっとでも余裕を持っていたいので引き取ってくれ」と、強引に押し付けられたw
かなり、渋々状態で引き取ったのだが、その態度が(周りの方々には)気に障ったらしく、殺気を含んだ視線を感じていましたw
卓上が見える位置まで来るのに30分ほどかかった。
んで、我々の番になった時、「この人たちで2部限は終了であとの方は1部限になります」ですと。
その後は『原田屋』
前回の本の続きだったけど、エロでもなくオリジナルだってのに、かなりの行列が出来ていて、その部分だけは「同人誌とはエロ本のコトではない」と、解ってもらえるでしょう。
壁際の用事が終わったので“島中”へ潜り、友人への挨拶回り。
尤も、来場者があまりに多く、立ち止るコトも出来ないってのはねぇ・・・。
昼頃『みずきちゃんくらぶ』に並ぶ。
商業の方でもブイブイ言わせるようになり、すっかりメジャーになられたワケだけど、それでもちゃんと多くの方々に回るように努力されているのはアタマが下がりますね。
まぁ、欲しい人、全員に行き渡るとはいかないだろうけど・・・。
その行列中にDVSの師匠の一人から依頼のあった同人誌の確保についてメールが来る。
「思いがけず某大手の本が手に入ったけどいります?」と、言ったら魂消たらしい。
最終的に、某大手の本・富士壺・にじいろ桜の本とDVSのアビス帽・アビス靴とのトレードが成立wwww
あと、その行列中に友人が私を発見。「ヒマなんだけど、どっか買っとくトコとかある?」と、嬉しいコトを言ってきてくれたので「ココの『モンスターハンター』本を頼みたい」と、お願いしたら、「ゴメン、間違えて別のサークル、買っちゃった」ですと。
丁度、私の方は買い物が終わったので、急いでサークルに向うも、壁際のシャッター部分だったため、場内から列の方向を確認し、場外に出て、最後尾のカンバンを探すも見付からず・・・。
いや、場内で見たサークルのイラストで確認は出来たんだけど、どうもサークル名が違うんだよね。
「む〜ん、私が知っている名前とは違うんだけど、アレって合体用の名前で、コレがホントの名前なのかな?」と、悩みつつ並んでいたら、さっき、依頼した奴からデンワが来て「そこのサークルじゃないよ、オレとおんなじ間違いするな〜」とww
んで、目的のサークルに並んでいてくれた友人と入れ替わる。
でも、新刊がプレビュー版であとはグッズと抱き合わせって・・・。
最後に正反対の場所にある『うろたん』に並んで東館はおしまい。
西館では企業のみ顔を出すも、何も買わず。
14時頃に撤収。
終わってから思い出したんだけど、今回、スタッフをあんまり見なかった気がする。
ひょっとしてだけど、スタッフの数も減少傾向にあるのだろうか?
カタログでDr.モロー氏がネガティブキャンペーンとか描いているけど、アレって「コミケには来ないでくれ」って言っているようなモンだよな。
まぁ、あの人だからネタかもしれないけどw
冬コミならではで、来場者は少なく思えたけど、“島中”では人が溢れてとても足を止めることも出来ず、カタログチェックで気になったトコロがあっても見も出来なかった。
今更と思うだろうけどコミケはもう“表現を発表する場”ではなくなったとしか思えない。
あと、グッズでも、抱き枕やシーツカバーと言った高額品を出すトコロも多くなったように見えたな。
まぁ、高額グッズ製作は一度は作ってみたいとは思うけど・・・。
尤も同人誌即売会を“表現の場”と、考えている自分の方が今の風潮には合ってないんだろうな。
なんだかんだで人の出も多かったし、不景気とは無縁に思えたり、ある意味、元気はもらえました。