不快な超長文

今週は心身ともにツライ一週間であった。
水曜日までは食事が摂れず、体調維持が困難。
理由ですが、先週末に食した某食品店の「麻婆茄子定食」の論外な熱さで口腔内の大半が損傷を受け、痛みで食事が摂れなくなった。
・・・熱いってのは解っちゃいたのだけれど(茄子の皮部分である)外側にしか注意を払わずにクチに入れて、中身に歯を立てたら・・・。
「一度でもクチに入れたら、二度と外には出すな」と、教えられて育ったモンでして・・・。
また、私はかなり特異な食事法らしく、咀嚼する際(私から見て)左側しか使わないため、その後の食事がままならない。
喋ることも水すら飲むのも困難で、考えた挙句ゼリー状の半固体食物を摂る。
一個で一食分らしいけど、「流石に物足りないな」で、ちっと多めに摂ってみたら、腹を下した・・・。
その後、一個しか摂らなくても腹を下すようになってしまい、水曜辺りになるまでガマンする羽目に。
木曜日、秋葉原の某店に前の会社の後輩が勤めている。
買い物に度々、利用させていただいているのだが、この日窺うと、顔を見るなり腕をつかみ店の裏側に連れて行かれ「(前の会社の上司である)O山さんから、カネの無心絡みでのデンワとか来ました?」と、訊いてくる。
それだけでは全く要領を得ないので仔細を求めると「アルコール依存症にかかってしまったそうで、酒を買うために(かつての同僚にまで)カネの無心をしまくっている」と言う。
あまりに突拍子のないハナシに呆然とするしかなかったのだが、「どうしてそんなコトになってんの?」と、訊くと、生産部が関東圏の某所に移転するため、私たちに退社命令が下ってから、向こうでは過酷な日々が続いたそうで、心身ともに壊れてしまったと。
「丁度、(後輩の)H水が辞めて、コッチに戻ってきてるんですよ。折角だし会う手筈は整えられるから、一緒に呑みませんか?」と、ハナシを持ちかけられる。
で、金曜日に約束を取り付けてもらい、私は早目に退社させていただくコトに。
18時前に会社を出て、飯田橋から国鉄→品川駅で京浜急行京急蒲田へ。
来るのはH水だけかと思っていたのだが、かつての同僚、O野、K山も集まり、4人が数年ぶりに顔を会わせる。
が、正直会うのも行き当たりばったりで決めた部分が多く、ナニを訊きたいか等、自分でも判らなかった。
と、察してくれたのか、我々が辞めた後からのコトを話してくれた。
工場移転先の場所は、文字通り周囲に何もない場所らしく、(一番)近い買い物が出来る場所までですらクルマ等の“足”がないと出向けないトコロ、しかも寮に入った方の場合、先に入居していた方の分で駐車スペースがなく、後発の人たちは“足”がなく、他の方に乗せていただいてでしか買い物すらいけないらしい。
蛇足だが、ほど近い場所に某超大手の家電メーカーが土地を持っており「ゆくゆくは拓ける」とのハナシだったが、折からの不景気で計画自体は頓挫。
(交替制なので朝夜関係ナシ)出退社時、同じ時間の人に乗せてもらい、寮と工場を往復するだけの「収容所に入れられての強制労働」と、言って差し支えない状況だと言う。
O山さんの趣味と言えば競馬を楽しんでおられたが、(勝ち馬投票券を)買うコトは出来、当たっても遣い道もなく、全てが酒に変わっていたと言う。
インターネットでも出来れば、新たな趣味となりえたかもしれないが、結局、酒浸りになってしまい、そのまま会社を(自主的か強制かは不明)去ったらしい。
工場・寮のそばには飲食店もないため、送別会も開けず、「気付いたら、いつの間にかいなくなっていた感じだった」と、なんとも遣りきれない想いだったらしい。
あまりの事態に絶句していたのだが、更に衝撃の事実に、最も親しくさせていただいていたN島さんが亡くなった。と、知らされたコト。
O山さんが急な退職の煽りで、人員の確保が間に合わず(元々、O山さんの仕事は一朝一夕に会得できる仕事ではなく、一班に一人しかいない状況だった)昼夜問わず(工場から)呼び出しをくらい、睡眠不足での交通事故だったらしい。
同じ足立区に住んでおられたのがキッカケで(年は10以上は離れていたが)一気に親しくなり、趣味も同じ映画鑑賞とあり同じ班となった時、「次の夜勤明けで映画、行こうぜ」と、誘ってくれアルバイトのK野さんと連れ立って有楽町のマリオンへ行き、帰りに駅前の吉野家でご馳走になったコトも数知れず・・・。
同じ足立区住まいではあったが、私は荒川を超えた埼玉寄りなので、会うたびに「応! 川向こうw」と、よくイヤミを言ってくれたりしたが、好きな人だった。
最後に会ったのが、3年位前、職安帰りにNorth1010駅前通りでバッタリ遭遇。
夜勤明けで帰ってきたトコロらしく、あまり時間を取らせるのも申し訳ないで、10分くらいの立ち話でお別れしたが、あれが最後になったかと思い返すと・・・。
私以外は土曜日も仕事とのコトで、20時頃には解散。
考えもまとまらず、習性のみで秋葉原下車。ヨドバシへでWi-Fi
「私の知らないトコロであんな事態になっていたなんて。確かまだ定年にはなってないハズだし・・・」と、改めて考えると、人前にも関わらず涙が止まらなかった。
メガネを着用しているため、そのまま涙を拭うコト適わず、周囲にはバレバレで気味悪がられたのは判ったが・・・。
と、ヴoさんがいらした。一瞬言葉に詰まったように感じたので、多分私の異変を感じ取ったとは思える。
が、そ知らぬ振りを通してくれたようで
「最近、ギゴ来てんの?」
「いや、今週は行ってない」
「今日、もう用事ないんでしょ、ギゴで待ってるぜ〜」
と、言い残し、ヨドバシを後にされた。
特に考えもなく、言われるがままに向かうと、かつて『DVS』でお世話になった理論派プレイヤーの某氏がおり、私を視認するなり手を振って迎えてくれた。
「聞いたけど、『SFC』やってんでしょ。何の武器使ってんの? 良かったら店マチしましょうよ〜」と、誘ってくださる。
相当、ハマっているらしく、レベルも上限の28に到達。
レベルも装備品もあまり、差もないため充分店マチしても問題ない。
気分的には乗らなかったが、引き受け、3人で「ナイトギア」討伐へ向かう。
道中は余裕なのだろう、所々で笑いを取るようなプレイを見せてくれたり、ひきりなしに声をかけてきてくれリアルチャット全開。
「ひょっとして、わざと笑いをとって励ましてくれているのだろうか?」と、すら考える。
と、意識せずにまた涙が出てきた。
二人は丁度、私の真後ろの台でプレイしてるため、気付かれるコトはなかったが。
改めて思うのは「ゲームをやっていて、こんな方々と出会えて良かった」とつくづく思いました。
まぁ、付き合いはゲームだけではないけど。